一人暮らしに屁理屈は不要さ

嫌。「何故?」一人暮らし、危険。「危険?」仮に…俺が始め、強盗押し入り、刺殺されたら?「え?」

直下型大地震起き、建物崩壊。単身、ガレキへ埋もれたら…。命、やべーぜ?「馬鹿!縁起でもねー事ばかり。大体、建物崩れる位な地震きたら…此処も終わりさ!

一人暮らし、居候、関係ねーわさ!皆、そーゆー危険、何時だって抱えちょる。それを、お前は…屁理屈ごねとらんで、はよ一人暮らしやれ!」けど…。「文句が?」

うぅ、分った。本音を吐く。実は…寂しくて。「は?」俺、友達おらぬわ。これで母とも別れ、一人暮らしじゃ天涯孤独。寂寥感募り過ぎ、気狂うわ!

頼む、もう後十年!いや、五年!置いてくれや。「馬鹿たれ!」ひっ。「この老婆が死んだら、お前、どうすっ気だ!四十過ぎの婆を頼みで、どー生きてく?」うぅ、だどもぉ…。

「自立せえ。無論、儂も応援しちゃる」本当け?「当然」分った。出来る限り、頑張る。「おー!嫁っ子貰い、子供、孫…必ず頼むで?」おー!任せ…ろ?